七夕といえば一年に一度、7月7日に織姫と彦星が再会できるといわれている「織姫と彦星の伝説」物語が有名ですね。
私も毎年、天の川や織姫であるベガ、彦星のアルタイルを見るのを楽しみにしているのですが、私が住んでいる所は毎年梅雨のため、高確率で天気が悪いです。
なので星が綺麗に見えた年は何だか良いことがありそうな気がするんですよね^^
七夕は恋愛に絡めて語られることが多く、ロマンチックなイメージがありますが、織姫と彦星が年に一回しか会えないなんて、縁起が良いのか悪いのか・・・。
そもそも七夕の始まりってどんなものなのでしょうか?
その始まりは中国でした。
中国では7日の夜に、織物の上手な織女星を祀(まつ)って、裁縫の上達を願う「乞功奠(きっこうでん)」というお祭りが行われます。
「乞巧奠」では、五色の糸を使った「願いの糸」を笹の先に飾ることで、3年以内に願いが叶うとされているのです。
これが平安時代に日本に伝わり、豊作を祈る「収穫祭」や「棚機(たなばた)」など日本古来の様々な行事が組み合わさって、日本独自の七夕文化が出来上がり、宮中をはじめ貴族の家でも七夕行事が行われるようになりました。
ではどうして、願い事を書くのが短冊なのか?
そして短冊をかけるのがなぜ笹なのでしょうか?
いままで当たり前にしていたこには、実は深い理由があったのです。
詳しく見ていきましょう。
七夕で笹を使う意味
笹は、青々とし、天に向かって真っ直ぐ伸びるところが健康的・生命力の象徴とされ、また葉には殺菌力もあったことから、神聖な植物とされていました。
サラサラという音が清らかなことから、邪気を祓う神事にもよく使われていました。
七夕祭りはお盆の前に穢れを祓うという意味もあったので、笹が使われるようになりました。
お祭り後には、笹を川や海に流すことで神様に持ち帰ってもらうとし、穢れを祓います。
これを「七夕送り」といいます。
近くに川がなかったり、色々な問題で今では笹を川に流すことはしない所が多いですが、1月頃に行われる「とんど」のように笹を燃やす所もあるようですよ。
ここでひとつ疑問。
七夕の笹は「笹」でしょうか?「竹」でしょうか?
はたまた、「笹竹」と書かれているのも見かけますよね。
違いはあるのでしょうか?
七夕飾りは「笹」か「竹」か?
一般的な竹と笹の解釈としては、「竹は比較的大きいもの」で、「笹は比較的小さいもの」といわれていますが、植物学的な定義では、成長してたけのこの皮が「落ちるのが竹」、「茎の節に皮が残っていたら笹」です。
ここまで笹と竹の違いを説明しましたが、実は七夕飾りに使われるのが笹なのか竹なのかについての決まりはないようです。
飾る場所など個人の事情で大きいもの、小さなものを選ぶと良いでしょう。
ではその笹なり竹なりに付ける短冊にはどうしてあのような形になったのかご存じですか?
今でこそ長方形の色とりどりの紙ですが、最初は紙ではありませんでした。
短冊の起源は、最初にもお話した「乞功奠(きっこうでん)」というお祭りが関係しています。
七夕飾りの短冊の意味
七夕といえば笹だけではなく、当然短冊も必須アイテムですね。
この、短冊に願い事を書いて飾る風習ができたのは、江戸時代といわれています。
江戸時代には七夕行事は庶民にも親しまれるようになっていました。
短冊の色は、裁縫の上達を願う「乞功奠(きっこうでん)」の願いの糸で供えられていた五色の糸にちなんで五色の短冊だったそうですよ。
五色の色とは、青・赤・黄・白・黒でした。
それぞれ色の意味は、
青は「徳を積む」
赤は「父母や祖先への感謝の気持ち」
黄は「信頼」
白は「義理や決まりを守る」
黒は「学業の向上」
です。
中国では、笹に供えるのは糸でしたが、日本に伝わってからしばらく経つと布になり、現在のような紙へと変化していきました。
笹飾りに茄子やきゅうりなど野菜が飾られているのを見たことがあるかもしれませんが、これは中国から来たものではなく、日本古来の「収穫祭」の名残といわれています。
織姫と彦星の関係は恋人?それとも・・・
七夕というと、織姫と彦星のロマンチックな物語が有名で、よく恋愛に例えられますが、実は織姫と彦星は恋人ではありません。夫婦です。
織姫と彦星は共に働いていたのに、結婚するとお互いに夢中で働かなくなってしまいました。
そのことに織姫のお父さんである天帝が怒り、2人を天の川の対岸に引き離し、そこで仕事に励むよう命令し、年に一度、7月7日だけ会えるようにしたのです。
天帝が2人を引き離した距離は実に16光年。
距離にして約150兆kmも離れた気の遠くなるような超遠距離。
なにはともあれ、2人はその日を励みに一生懸命働くようになります。
ですが7月7日がもし雨だったら、川の水かさが増して会えないのだそう・・・。
(私が住んでいる所は、7月7日はいつも天気が悪くて天の川は見れないですが、お空の織姫さんと彦星さんは会えていると思っていました・・・。)
そのため人々は笹を飾り、星空を見上げて晴天と願いを祈るようになったのだそうですよ。
まとめ
今回は、
・七夕に笹が使われる意味とは?
・七夕飾りは「笹」か「竹」か?
・七夕飾りの短冊の意味
・織姫と彦星の関係
についてのお話でしたね。
いかがでしたか?
まとめると、
・笹は神聖な植物とされていた。
・短冊は五色あり、青は「徳を積む」、赤は「父母や祖先への感謝の気持ち」、黄は「信頼」、白は「義理や決まりを守る」、黒は「学業の向上」の意味がある。
・笹は飾るだけではなく、その後に「七夕流し」をすることでお盆前の邪気を祓う意味がある。
・織姫と彦星は恋人関係ではなく、実は夫婦で、150兆kmも離れた場所に引き離され、7月7日の年に一度しか会えないが、雨だと会えなくなってしまうので、笹を飾って晴天と願いを祈った。
でしたね?
七夕というと、織姫と彦星伝説のイメージが強いですが、実は笹や短冊の方がしっかりとした意味があり、縁起担ぎができる行事だったことが分かりました。
最近では笹を手に入れたり、ましてや七夕流しをするにも難しいかもしれませんが、取り入れられるところを取り入れてお盆前に邪気を祓いましょう。
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