正月に食べるお雑煮を食べる縁起の良い意味

突然ですが、私は正月料理の中で雑煮が一番好きなんです^^

奈良県に住んでますが、両親も義両親もルーツが関西でない人が多いからか、醤油ベースの雑煮が好きなんですよね~。

そんなお雑煮ですが、もちろん、神様とゆかりの深い縁起の良い食べ物です。

この記事を読んだら、おせちは無理でも雑煮は食べよう!と思うはず!

詳しく見ていきましょう!

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正月に食べるお雑煮ってどんな意味があるの?

お正月は年神様を迎えるための行事です。

各家庭では年神様を迎えるために、その年に収穫した野菜や魚などをお供えしました。

年神様とは稲作の神様や祖霊神(生まれ住んだ土地の山の上から子孫を見守る先祖)ともいわれいますが、正月に山から下りてきてそれぞれの家庭に来て幸せをもたらしてくれると信じられていました。

昔は夕方が一日の終わりだと考えられていたので、なんと元旦は大晦日の夕方から始まるとされていました。

ですので年越しのお祝いは大晦日の夕方。

大晦日の夕方に供えした野菜や魚を下し、お餅と一緒に煮込んだものを神様と一緒に食べて家内安全と豊作を祈ったのです。

 

門松や鏡餅などもその一つですが、正月飾りなどが定着したのはだいたい1600年~1867年頃。

雑煮は室町時代には登場していたとみられていますが、その後元禄時代ごろまでには庶民でも正月の祝いの膳を飾る一品として取り入れられるようになったようで、お雑煮が全国的に広まった時期と、正月飾りなどが整った時期と重なっているんですね。

昔の人々にとってお餅はちょっと贅沢な食べ物でしたので、収穫した野菜や魚などと一緒に煮込んで贅沢な汁物にしたと考えられています。

 

寿々
寿々

地域でとれる野菜や魚と一緒に煮て食べたのが「雑煮」。
地域によってとれるものの違いが雑煮に地域性が生まれた理由なんですね!

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お雑煮を食べることにどんな意味があるの?

年神様にお供えしたものには魂の力が宿ると考えられていたので、年神様にお供えした食べ物にも霊力が宿るとされていました。

そのお供え物を食べるということは、年神様のパワーをもらえるということ。

さらにお正月でよく使われる「祝い箸」も、使う理由がちゃんとあるんですけど、祝箸って両端が丸いですよね?

どっちで食べようか私はいつも迷ってたんですが、両方丸いのは取り分けやすくするためだと思っていた私・・・。

実は、箸の片方が「神様が使う方」、もう一方が「人間が使う方」だったんです!!

これは神様と人間が一緒に飲食するとした「神人共食(しんじんきょうしょく)」といわれるもの。

 

寿々
寿々

祝箸を使うことで私たちは年神様と一緒に食事をしていたんです!
取り分けるためだなんてお恥ずかしい・・・(*ノωノ)

 

さて、お雑煮って地域性があるとお話ししましたが、よく言われるのが「関東風」と「関西風」ですよね。

なんだかどん〇えのうどん出汁論争みたいですが、お雑煮にも違いがあるようですよ。

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お雑煮は関東と関西で違いがあるっていうけどどう違うの?

 

お雑煮は地域性があって、「全国お雑煮食べ歩きの旅」っていうテレビ番組作れるんじゃないかなって思うくらいなんですけど、ざっくりと「関東風」「関西風」に分かれます。

この「関東風」「関西風」から派生して地域独自の具材や味付けが加えられることが多いようです。

 

では両者の特徴を見てみましょう。

『関東のお雑煮』は、角餅にしょうゆ仕立てのすまし汁だといわれます。

具は鶏肉や小松菜、ほうれん草、人参、かまぼこで餅は焼くことが多いのが関東のお雑煮。

 

一方『関西のお雑煮』は、丸餅で白味噌仕立て。

具は八頭(里芋)、しいたけ、人参、大根などで、餅は焼かずに煮ることが多いのが関西のお雑煮なんだそうですよ。

 

寿々
寿々

私が住む奈良県は、なんと『きな粉雑煮』!!
関西風の白味噌に別添えのきな粉につけて食べます。
きな粉は金色で縁起が良いそうですよ。
奈良県に住んで〇0年以上、きな粉雑煮は食べたことないですけどね^^;

 

先ほどもお話ししたように、雑煮は地域でとれる野菜や魚を煮込んだため、地域差が大きいのが特徴です。

下の書籍では都道府県別に詳しく書かれていますので興味があれば読んでみてくださいね。

▶「食」は県民性では語れない(楽天ブック)

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正月に食べるお雑煮の縁起の意味 まとめ

今回は「お雑煮」やお雑煮を食べる意味についてお話しました。

いかがでしたか?

まとめると、

  • 正月に食べるお雑煮には年神様を迎えるために、その年に収穫した野菜や魚などをお供えし家内安全と豊作を祈った。
  • お供え物を煮込んだ雑煮を食べるということは、年神様のパワーをもらえるということ。
  • 『関東のお雑煮』は、角餅にしょうゆ仕立てのすまし汁で具は鶏肉や小松菜、ほうれん草、人参、かまぼこで餅は焼くことが多い。
  • 『関西のお雑煮』は、丸餅で白味噌仕立てで、具は八頭(里芋)、しいたけ、人参、大根などで、餅は焼かずに煮ることが多い。

でした。

お正月料理の中で私が一番好きなのがお雑煮です。

主人の実家のルーツが愛媛県なんですが、穴子が入った醤油仕立てのお雑煮でとっても美味しいんです^^

みなさんのお雑煮もぜひ教えてくださいね♪

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